8月31日(日)

エレミヤの預言(エレミヤ20・7−9)
  主の言葉のゆえに、わたしは恥を受けねばならない
主よ、あなたがわたしを惑わし
わたしは惑わされて
   あなたに捕らえられました。
あなたの勝ちです。
わたしは一日中、笑いものにされ
人が皆、わたしを嘲ります。
わたしが語ろうとすれば、それは嘆きとなり
「不法だ、暴力だ」と叫ばすにはいられません。
主の言葉のゆえに、わたしは一日中
恥とそしりを受けねばなりません。
主の名を口にすまい
もうその名によって語るまい、と思っても
主の言葉は、わたしの心の中
   骨の中に閉じこめられて
火のように燃え上がります。
押さえつけておこうとして
   わたしは疲れました。
わたしの負けです。


使徒パウロのローマの教会への手紙(ローマ12・1−2)
  自分の体を生けるいけにえとして献げなさい
 兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何か善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。


マタイによる福音(マタイ16・21-27)
  わたしについて来たい者は、自分を捨てなさい
〔そのとき、〕イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた。すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさみ始めた。
「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません。」イエスは振り向いてペトロに言われた。
「サタン、引き下がれ。あなたはわたしの邪魔をする者。神のことを思わず、人間のことを思っている。」それから、弟子たちに言われた。
「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る。人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。人の子は、父の栄光に輝いて天使たちと共に来るが、そのとき、それぞれの行いに応じて報いるのである。」