7月24日(木)

エレミヤの預言(エレミヤ2・1−3、7−8、12−13)
  彼らは生ける水の源であるわたしを捨てて、無用の水溜を掘った
主の言葉がわたしに臨んだ。
行って、エルサレムの人々に呼びかけ
耳を傾けさせよ。
主はこう言われる。わたしは、あなたの若いときの真心
花嫁のときの愛
種蒔かれぬ地、荒れ野での従順を思い起こす。
イスラエルは主にささげられたもの
収穫の初穂であった。
それを食べる者はみな罰せられ
災いを被った、と主は言われる。 

わたしは、お前たちを実り豊かな地に導き
味の良い果物を食べさせた。
ところが、お前たちはわたしの土地に入ると
そこを汚し
わたしが与えた土地を忌まわしいものに変えた。
祭司たちも尋ねなかった。
「主はどこにおられるか」と。
律法を教える人たちはわたしを理解せず
指導者たちはわたしに背き
預言者たちはバアルによって預言し
助けにならぬものの後を追った。

天よ、驚け、このことを
大いに、震えおののけ、と主は言われる。
まことに、わが民は二つの悪を行った。
生ける水の源とであるわたしを捨てて
無用の水溜を掘った。
水をためることのできない
こわれた水溜を。

マタイによる福音(マタイ13・10-17)
  あなたがたには天の国の秘密を悟ることが許されているが、あの人たちには許されていない
〔そのとき、〕弟子たちはイエスに近寄って、
「なぜ、あの人たちにはたとえを用いてお話になるのですか」と言った。イエスはお答えになった。
「あなたがたには天の国の秘密を悟ることが許されているが、あの人たちには許されていないからである。持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。だから、彼らにはたとえを用いて話すのだ。見ても見ず、聞いても聞かず、理解できないからである。イザヤの預言は、彼らに寄って実現した。
 『あなたたちは聞くには聞くが、
     決して理解せず、
  見るには見るが、決して認めない。
  この民の心は鈍り、
  耳は遠くなり、
  目は閉じてしまった。
  こうして、彼らは目で見ることなく、
    耳で聞くことなく、
  心で理解せず、悔い改めない。
  わたしは彼らをいやさない。』
しかし、あなたがたの目は見ているから幸いだ。あなたがたの耳は聞いているから幸いだ。はっきり言っておく。多くの預言者や正しい人たちは、あなたがたが見ているものを見たかったが、見ることができず、あなたがたが聞いているものを聞きたかったが、聞けなかったのである。」