7月16日(水)

イザヤの預言(イザヤ10・5−7、13−16)

  斧がそれを振るう者に対して自分を誇ることができるだろうか

〔主は言われる。〕

災いだ。わたしの怒りの鞭となるアッシリアは。

彼はわたしの手にある憤りの杖だ。

神を無視する国に向かって  

   わたしはそれを遣わし

わたしの激怒をかった民に対して、それを命じる。

「戦利品を取り、略奪品をとれ

野の土のように彼を踏みにじれ」と。

しかし、彼はそのように策をたてず

その心はそのように計らおうとしなかった。

その心にあるのはむしろ滅ぼし尽くすこと

多くの国を断ち滅ぼすこと

多くの国を断ち尽くすこと。

なぜならアッシリアの王は言った。

「自分の手の力によってわたしは行った。

聡明なわたしは諸民族の境を取り払い

彼らの蓄えた物を略奪し

力ある者と共に住民たちをひきずり落とした。

わたしの手は、鳥の巣を奪うように

   諸民族の富に伸びた。

置き去られた卵をかき集めるように

   わたしは全世界をかき集めた。

そのとき、翼を動かす物はなく

くちばしを開いて無く物もなかった。」

斧がそれを振るう物に対して自分誇り

のこぎりがそれを使う物に向かって

   高ぶることができるだろうか。

それは、鞭が自分を振り上げる物を動かし

杖が木でない者を持ち上げようとするに等しい。

それゆえ、万軍の主なる神は

太った者の中に衰弱を送り

主の栄光の下に炎を燃え上がらせ

火のように燃えさせられる。

マタイによる福音(マタイ11・25−27)

  あなたはこれらのことを知恵ある者には隠して、幼子のような者にお示しになりました

 そのとき、イエスはこう言われた。

「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢い者に隠して、幼子のような者にお示しになりました。そうです、父よ、これは御心に適うことでした。すべてのことは、父からわたしに任せられています。父のほかに子を知るものはなく、子と、子が示そうと思う者のほかには、父を知る者はいません。」