7月28日(月)

エレミヤの預言(エレミヤ13・1−11)

  悪い民は全く役に立たないこの帯のようになった

 主はわたしにこう言われる。

「麻の帯を買い、それを腰に締めよ。水で洗ってはならない。」わたしは主の言葉に従って、帯を買い、腰に閉めた。

 主の言葉が再びわたしに臨んだ。

「あなたが買って腰に締めたあの帯をはずし、立ってユーフラテスに行き、そこで帯を岩の裂け目に隠しなさい。」そこで、わたしは主が命じられたように、ユーフラテスに行き、帯を隠した。多くの月日が立った後、主はわたしに言われた。

「立って、ユーフラテスに行き

かつて隠しておくように命じたあの帯を取り出しなさい。」わたしはユーフラテスに行き、隠しておいた帯を探し出した。見よ、帯は腐り、全く役に立たなくなっていた。

主の言葉がわたしに臨んだ。主はこう言われる。

「このように、わたしはユダの傲慢とエルサレムの甚だしい傲慢を砕く。この悪い民はわたしの言葉に聞き従うことを拒み、かたくなな心のままにふるまっている。また、彼らは他の神々に従って歩み、それに仕え、それにひれ伏している。彼らは全く役に立たないこの帯のようになった。人が帯を腰にしっかり着けるように、わたしはイスラエルのすべての家とユダのすべての家をわたしの身にしっかりと着け、わたしの民とし、名声、栄誉、威光を示すものにしよう。と思った。しかし、彼らは聞き従わなかった」と主は言われる。

マタイによる福音(マタイ13・31−35)

  からし種は、空の鳥が枝に巣を作るほどの木になる

〔そのとき、〕イエスは、別のたとえを持ち出して、〔人々〕に言われた。

「天の国はからし種に似ている。人がこれを取って畑に蒔けば、どんな種よりも小さいのに、成長するとどの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て枝に巣を作るほどの木になる。」

 また、別のたとえをお話になった。

「天の国はパン種に似ている。女がこれを取って三サトンの粉に混ぜると、やがて全体が膨れる。」

 イエスはこれらのことをみな、たとえを用いて群衆に語られ、たとえを用いないでは何も語られなかった。それは、預言者を通して言われていたことが実現するためであった。

  「わたしは口を開いてたとえを用い、

   天地創造の時から隠されていたことを告げる。」



使徒パウロのローマの教会への手紙(ローマ8・28−30)
  神は前もって知っておられた者たちを、御子の姿に似たものにしようとあらかじめ定められた
〔皆さん、〕神を愛する者たち、つまり、万事が益となるように共に働くと言うことを、わたしたちは知っています。神は前もって知っておられた者たちを、御子の姿に似たものにしようとあらかじめ定められました。それは、御子が多くの兄弟のなかで長子となられるためです。神はあらかじめ定められた者たちを召し出し、召し出した者たちを義とし、義とされた者たちに栄光をお与えになったのです。

マタイによる福音(マタイ13・44-52、または13,44−46)
  宝を見つけた人は、持ち物をすっかり売り払って、その畑を買う
〔そのとき、イエスは人々に言われた。〕
「天の国は次のようにたとえられる。畑に宝が隠されている。見つけた人は、そのままに隠しておき、喜びながら帰り、持ち物をすっかり売り払って、その畑を買う。
 また、天の国は次のようにたとえられる。商人が良い真珠を探している。高価な真珠を一つ見つけると、出かけて行って持ち物をすっかり売り払って、それを買う。」
     《「また、天の国は次のようにたとえられる。網が湖に投げ降ろされ、いろいろな魚を集める。網がいっぱいになると、人々は、岸に引き上げ、座って、良いものは器に入れ、悪い者は投げ捨てる。世の終わりにもそうなる。天使たちが来て、正しい人々の中にいる悪いものどもをより分け、燃え盛る炉の中に投げ込むのである。悪い者どもは、そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。あなたがたは、これらのことがみな分かったか。」弟子たちは、「分かりました」と言った。そこで、イエスは言われた。
「だから、天の国のことを学んだ学者は皆、自分の倉から新しいものと古いものとを取り出す一家のの主人に似ている。」》


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