9月28日(日)

エゼキエルの預言(エゼキエル18・25-28)
  悪人が自分の行った悪から離れるなら、彼は自分の命を救うことができる
〔主は言われる。〕
「お前たちは、『主の道は正しくない』と言う。聞け、イスラエルの家よ。わたしの道が正しくないのか。正しくないのは、お前たちの道ではないのか。正しい人がその正しさから離れて不正を行い、そのゆえに死ぬなら、それは彼が行った不正のゆえに死ぬのである。しかし、悪人が自分の行った悪から離れて正義と恵みの業を行うなら、彼は自分の命を救うことができる。彼は悔い改めて、自分の行ったすべての背きから離れたのだから、必ず生きる。死ぬことはない。」


使徒パウロのフィリピの教会への手紙(フィリピ2・1-11、または2・1-5)
  キリスト・イエスにも見られることを、互いに心がけなさい
〔皆さん、〕あなたがたに幾らかでも、キリストによる励まし、愛の慰め、”霊”による交わり、それに慈しみは憐れみの心があるなら、同じ思いとなり、同じ愛を抱き、心を合わせ、思いを一つにして、わたしの喜びを満たして下さい。何事も利己心や虚栄心からするのではなく、へりくだって、互いに相手を自分より優れた者と考え、めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。互いにこのことを心がけなさい。それはキリスト・イエスにも見られるものです。
  《キリストは神の身分でありながら、神と等しいものであることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり人間と同じものになられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。このため、神はキリストを高く上げ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました。こうして、天上のもの、地上のもの、地下のものがすべて、イエスの御名にひざまずき、すべての舌が、
イエス・キリストは主である」と公に宣べて、父である神をたたえるのです。》


マタイによる福音(マタイ21・28-32)
  兄は考え直して出かけた。徴税人や娼婦たちの方が、あなたたちより先に神の国に入るだろう
〔そのとき、イエスは祭司長や民の長老たちに言われた。〕
「あなたたちはどう思うか。ある人に息子が二人いたが、彼は兄のところへ行き、
『子よ、今日、ぶどう園へ行って働きなさい』と言った。兄は
『いやです』と答えたが、後で考え直して出かけた。弟のところへも行って、同じことを言うと、弟は
『お父さん、承知しました』と答えたが、出かけなかった。この二人のうち、どちらが父親の望みどおりにしたか。」彼らが、
「兄の方です」と言うと、イエスは言われた。
「はっきり言っておく。徴税人や娼婦たちの方が、あなたたちより先に神の国に入るだろう。なぜなら、ヨハネが来て義の道を示したのに、あなたたちは彼を信ぜず、徴税人や娼婦たちは信じたからだ。あなたたちはそれを見ても、後で考え直して彼を信じようとしなかった。」