10月11日(土)

使徒パウロのガラテヤの教会への手紙(ガラテヤ3・22-29)
  あなたがたは皆、信仰により、神の子である

 〔皆さん、〕聖書はすべてのものを罪の支配下に閉じ込めたのです。それは、神の約束が、イエス・キリストへの信仰によって、信じる人々に与えられるようになるためでした。
 信仰が現れる前には、わたしたちは律法の下で監視され、この信仰が啓示されるようになるまで閉じ込められていました。こうして律法は、わたしたちをキリストのもとへ導く養育係となったのです。わたしたちが信仰によって義とされるためです。しかし、信仰が現れたので、もはや、わたしたちはこのような養育係の下にはいません。
 あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれてもはや、神の子なのです。洗礼を受けてキリストに結ばれたあなたがたは皆、キリストを着ているからです。そこではもはや、ユダヤ人もギリシャ人もなく、奴隷も自由な身分の者もなく、男も女もありません。あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです。あなたがたは、もしキリストのものだとするなら、とりもなおさず、アブラハムの子孫であり、約束による相続人です。


ルカによる福音(ルカ11・27-28)
  「なんと幸いなことでしょう。あなたを宿した胎は、」「むしろ、幸いなのは神の言葉を聞く人である。」

 〔そのとき、〕イエスがこれらのことを話しておられると、ある女が群衆の中から声高らかに言った。
「なんと幸いなことでしょう、あなたを宿した胎、あなたが吸った乳房は。」しかし、イエスは言われた。
「むしろ、幸いなのは神の言葉を聞き、それを守る人である。」