8月16日(土)

エゼキエルの預言(エゼキエル18・1-10、13b、30-32)
 わたしはお前たちひとりひとりその道に従って裁く
 主の言葉がわたしに臨んだ。
「お前たちがイスラエルの地で、このことわざを繰り返し口にしているのはどういうことが。
 『先祖が酢いぶどうを食べれば
  子孫の歯が浮く』と。
わたしは生きている、と主なる神は言われる。お前たちはイスラエルにおいて、このことわざを二度と口にすることはない。すべての命はわたしにものである。父の命も子の命も、同様にわたしのものである。罪を犯した者、その人が死ぬ。
 もし、ある人が正しく、正義と恵の業を行うなら、すなわち、山の上で偶像の供え物を食べず、イスラエルの家の偶像を仰ぎ見ず、隣人の妻を犯さず、生理中の女性に近づかず、人を抑圧せず、負傷者の質物を返し、力ずくで奪わず、飢えた者に自分のパンを与え、裸の者に衣服を着せ、利息を天引きして金を貸さず、高利を取らず、不正から手を引き、人と人との間を真実に裁き、わたしの掟に従って歩み、わたしの裁きを忠実に守るなら、彼こそ正しい人で、彼は必ず生きる。と主なる神は言われる。
 彼に生まれた息子が乱暴者で、これらのことの一つでも行う人の血を流〔すならば、〕彼は生きることができようか。彼は生きることはできない。彼はこれらの忌まわしいことをしたのだから、必ず死ぬ。その死の責任は彼にある。
 それゆえ、イスラエルの家よ。わたしはお前たちひとりひとりその道に従って裁く。と主なる神は言われる。悔い改めて、お前たちのすべての背きから立ち帰れ。罪がお前たちをつまずかせないようにせよ。お前たちが犯したあらゆる背きを投げ捨てて、新しい心と新しい霊を造り出せ。イスラエルの家よ、どうしてお前たちは死んでよいだろうか。わたしはだれの死も喜ばない。お前たちは立ち帰って、生きよ」と主なる神は言われる。


マタイによる福音(マタイ19・13-15)
  子供たちがわたしのところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである
 そのとき、イエスに手を置いて祈っていただくために、人々が子供たちを連れて来た。弟子たちはこの人々を叱った。しかし、イエスは言われた。
「子供たちを来させなさい。わたしのところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである。」そして、子供たちに手を置いてから、そこを立ち去られた。