8月17日(日)

イザヤの預言(イザヤ56・1、6-7)
  わたしは異邦人の子らを聖なるわたしの山に導こう
主はこう言われる。
正義を守り、恵の業を行え。
わたしの救いが実現し
わたしの恵の業が現れるのは間近い。
主のもとに集ってきた異邦人が
主に仕え、主の名を愛し、その僕となり
安息日を守り、それを汚すことなく
わたしの契約を固く守るなら
わたしは彼らをを聖なるわたしの山に導き
わたしの祈りの家の喜びの祝いに
   連なることを許す。
彼らが焼き尽くす献げ物と
   いけにえをささげるなら
わたしの祭壇で、わたしはそれを受け入れる。
わたしの家は、すべての民の祈りの家と呼ばれる。

使徒パウロのローマの教会への手紙(ローマ11・13-15、29-32)
  イスラエルに対する神の賜物と招きは取り消されない
〔皆さん、〕あなたがた異邦人に言います。わたしは異邦人のための使徒であるので、自分の務めを光栄に思います。何とかしてじぶんの 同胞にねたみを起こさせ、その幾人かでも救いたいのです。もし彼らの捨てられることが、世界の和解となるならば、彼らが受け入れられることは、死者の中からの命でなくて何でしょう。
 神の賜物と招きとは取り消されないものなのです。あなたがたは、かつては神に不従順でしたが、今は彼らの不従順によって憐れみを受けています。それは、彼ら自身も今憐れみを受けるためなのです。神はすべえの人を不従順の状態に閉じこめられましたが、それは、すべての人を憐れむためだったのです。


マタイによる福音(マタイ15・21-28)
  婦人よ、あなたの信仰は立派だ
〔そのとき、〕イエスは、ティルスとシドンの地方に行かれた。すると、この地に生まれたカナンの女が出て来て、
「主よ、ダビデの子よ、わたしを憐れんでください。娘が悪霊にひどく苦しめられています」と叫んだ。しかし、イエスは何もお答えにならなかった。そこで、弟子たちが近寄ってきて願った。
「この女を追い払ってください。叫びながらついて来ますので。」イエスは、
「わたしはイスラエルの家の失われた羊のところにしか遣わされていない」とお答えになった。しかし、女は来て、イエスの前にひれ伏し、
「主よ、どうかお助けください」と言った。イエスが、
「子供たちのパンを取って子犬にやってはいけない」とお答えになると、女は言った。
「主よ、ごもっともです。しかし、子犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。」そこで、イエスはお答えになった。
「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。」そのとき、娘の病気はいやされた。